チェーンオイラーを自作!

スーパーカブのチェーンメンテ、私は過剰なまでにやってる気がします。

手順は概ね以下です。

・チェーンカバーを開ける
・チェーンをウエスで拭く
・パーツクリーナーを吹いて歯ブラシで磨く
・チェーンの張りを調整する(たまに)
・新しいチェーンルブを吹く
・チェーンカバーを戻す

これを週末など暇な時に。

チェーンや周辺に飛び散ったチェーンルブの清掃が、ものすごく面倒です。

また、チェーンや周辺に、砂粒がたくさん付いています。

チェーンルブの増ちょう剤が、その要因でしょうね…
(増ちょう剤:液体のオイルに混ぜて粘度を上げる物質)

かといって、エンジンオイルやチェーンソーオイルを使うと、すぐに飛び散ってしまうし…

と、思案していところ、「チェーンオイラー」なるものを発見しました。

スコット社のスコットオイラーや、TUTORO社のTUTORO AUTOなどがあるようです。

仕組みは単純で、オイルタンクから少しづつオイルを送り、チェーンとスプロケットに垂らすというもの。

その動力は、エンジンの負圧や、電気、振動、重力だったりします。


…これ自作できないか?

というわけで調べてみると、重力でオイルを流す方式の作例が多く見つかりました。

まあ構造は単純なので、適当に自作してみました。



イメージ 3

全体図
(容器の固定が悪く、落下の恐れあり。後に金具で固定した。)


イメージ 1

オイル容器の底に、アクアリウム用の空気弁を付け、空気を通す。


イメージ 4

オイルの流路にも空気弁を付け、オイルの流量を調整する。


イメージ 2

100円ショップのシリンジの針を利用したオイル吐出口
チェーンカバーに開けた穴に差し込み、オイルをスプロケットに垂らす

このようなものです。

チェーンは灯油で洗い、古いオイルを落とし、新しいオイルを入れました。


取り付けて50kmほど走った感想は、以下です。
・チェーンの音は静かになった
・チェーンにゴミが付かなくなった
・オイルの滴下量が多すぎる

チェーンオイラーは有用ですが、改良が必要そうです。

もうTUTORO AUTO当たりを買っちゃおうかな…


追記

イメージ 5
2222.2km行ってました。